日本写真芸術学会 第2回写真史研究会 幕末日本を記録した幻の写真家チャールズ・ウィード

日本写真芸術学会ではこの度、横浜開港資料館における特別展「幻の写真家 チャールズ・ウィード 知られざる幕末日本の風景」に合わせ、第2回写真史研究会を開催致します。
チャールズ・ウィード(Charles L. Weed 1824-1903)は、1867(慶応3)年から1868(慶応4)年にかけて来日したアメリカの写真家で、マンモス・プレートと呼ばれる巨大なサイズ(約45×55cm)の湿板ガラスネガの使い手でした。ウィードは幕末の来日で日本各地の景観を撮影しましたが、現存している作品も少なく、経歴も不明な点が多かったため、これまで「幻の写真家」ともいわれていました。
しかし近年、ウィードが撮影したとみられる30点以上の日本各地(長崎・江戸・横浜・鎌倉)の写真が発見され、これらに横浜開港資料館及び日本大学芸術学部が所蔵する作品を加え、ウィードとしては初めての展覧会が企画されることになりました。
今回の写真史研究会では、この展覧会の機会をとらえ、図録に論考を寄稿している写真史家セバスティアン・ドブソン氏をゲストにお迎えし、これまでほとんど知られてこなかった写真家ウィードとその日本における作品について、また幕末日本の貴重な景観とそれを記録した技術について、理解を深める機会にしたいと思います。ご関心のある多くの会員の方にご参加頂きたく、ご案内申し上げます。

日 時 令和5年3月8日(水) 14:00~17:00
    レクチャーとディスカッション 14:00~15:30  展覧会見学 15:30~17:00
会 場 横浜開港資料館 講堂および展示室 (13:30より講堂にて受付開始)
   (横浜市中区日本大通3  みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口から徒歩2分)
定 員 40名(先着順)
参加費 500円

ゲスト:セバスティアン・ドブソン氏(古写真研究家)
レクチャー:「日本におけるチャールズ・ウィードの足跡」 
コメンテーター:吉崎雅規氏(横浜開港資料館学芸員)、高橋則英(会長・写真史研究会担当)

【セバスティアン・ドブソン(Sebastian Dobson)氏略歴】
1965年イギリス生まれ。古写真研究家。ダラム大学卒業後、ケンブリッジ大学大学院で日露戦争を研究。旧文部省研究生として来日、7年間日本に滞在。著書に『プロイセン・ドイツが観た幕末日本』、ドイツ東洋文化研究協会(OAG)出版(2011年)ほか多数。2008年度日本写真芸術学会奨励賞受賞。

申し込み方法
•学会ホームページのイベント申込フォームより受付
•学会事務局までメールまたはFAX(申し込み内容:参加者氏名・所属・電話・メールアドレス)
FAX:03-6279-8291
E-mail:jsahp.info@gmail.com
事前登録後、追って確認の連絡を致します。

締 切 令和5年3月2日(木)

主 催 日本写真芸術学会  共 催 横浜開港資料館

日本写真芸術学会事務局
〒174-0051 東京都板橋区小豆沢2-9-19 TEL:03-6279-8290 FAX:03-6279-8291
E-mail:jsahp.info@gmail.com URL http://www.jsahp.org/

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